Keiです。
改めてUbuntuを含めて、Linuxディストリビューションの基礎知識を学んでいきます。
Linuxディストリビューションとは
Linuxカーネルを基盤として様々なソフトウェアを組み合わせたオペレーティングシステムのことで、種類によって用途、ユーザー層、設計哲学が異なっている。
それらは特有ソフトウェアパッケージの選択、管理システム、ユーザーインターフェース、アップデートの仕組みによって区別される。
パッケージ管理システム
ディストリビューションには、それぞれ独自のパッケージ管理システムがあり、アプリケーションのインストール、更新、削除を行える。
例えば、Debian系は’apt’、Red Hat系では’yum’や’dnf’、Arch Linuxでは’pacman’を使用する。
主な構成要素
Linuxカーネル:システムの核心部で、ソフトウェアとハードウェア間の通信を担当。
システムライブラリ:ソフトウェアがシステムのリソースを効率的に使用できるようにしたプログラムコード
ユーザーインターフェース:グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)とコマンドラインInterface(CLI)の二種類がある。
アプリケーションソフトウェア:ユーザーがタスクを実行するためのプログラム群
選び方のポイント
用途から選ぶ:デスクトップ使用orサーバー運用or開発、など
サポート体制から選ぶ:コミュニティサポートや商業サポートの有無
パッケージ管理システムの使い勝手:apt yum pacmanなど
Ubuntuの主な特徴(興味があるため)
GUIで操作可能:インストールプロセスが簡単で操作が直感的
無料:デスクトップ版、サーバー版どちらも無償ダウンロードが可能
定期的なリリース:6か月ごとに新しいバージョンをリリースする。
2年に1回のLTS版(長期サポートバージョン)は5年間のセキュリティアップデートとメンテナンスを行う。
セキュリティとプライバシー:定期的なセキュリティパッチをリリースしてシステムを保護し、ユーザーのプライバシーを重視する。(データ収集は最小限)
仮想環境化(Windows視点)
同じPCにふたつのOSを搭載することはできないため、原則的にどちらかのOSを停止させる必要がある。
しかし、Windows上にWSL(Windows Sub System)を用いて仮想化することによって、Windowsを起動させたままでもUbuntuを使用することが可能になる。
ただし、仮想化はリソースを使うため、パフォーマンスは落ちる。