Linux基礎学習の大詰め、
ホームユーザーシステム(Home Directory System)について学んでいく。
ホームディレクトリの概要
ホームディレクトリの場所
典型的には/home/usernameという形で配置されている。
私で言えば、「/home/kei」
ディレクトリの構造
ホームディレクトリには、ユーザーが作成するファイルのほかにアプリケーションによって自動生成される設定ファイルやキャッシュファイルが含まれる。
これらファイルは通常、隠しファイルと呼ばれ先頭にドットが付く「.ssh」のように表記される。
主な特徴とディレクトリ
隠しファイルとアプリケーション設定
ユーザーの設定やアプリケーションの設定ファイルは、隠しファイルとして保存される。
多くのアプリケーションは、ユーザーごとの設定をホームディレクトリ内の隠しディレクトリに保存する。
例えば、「.bashhrc(bashシェル)」や「.ssh(GitHubの鍵)」など。
ユーザー管理と権限
新しいユーザーの追加や削除を行うコマンドがある。
例えば管理者(root)は「useradd」や「adduser」コマンドで新しいユーザーを追加してホームディレクトリを作成する。
削除は「userdel」を使用する。
ファイルに対するパーミッション(アクセス権)は「chmod」コマンドなど。
環境構築で自動インストールされる主なファイル
注意点
当記事は投稿者が個人的な学習のために執筆しているものであるため個人ファイルの内容を個人の責任で解説している。
これら行為は開発状況を外部に漏らしてしまう危険な行為にもなり得るため、注意すること。
node.js関連
「.npm(Node Package Manager)」
npmのキャッシュや設定ファイルが含まれる。
「.nvm(Node Version Manager)」
nvmの設定やインストールされたnode.jsのバージョンが含まれる。
「node_modules」
プロジェクトの既存関係としてインストールされたNode.jsモジュールが保存される。
「package-lock.json」
プロジェクトの既存関係の正確なバージョン情報が含まれるファイル。
npmによって生成される。(絶対削除してはいけない)
「package.json」
依存関係やスクリプトなどの情報が含まれた、プロジェクトの設定ファイル。
Git関連
「.ssh」
GitHubなどのリモートサーバーに接続する際に使う公開鍵や秘密鍵、SSH設定ファイルが含まれる。
「.gitignore」
プロジェクト内でGitにcommitしないファイルやディレクトリを指定するためのファイル。
Vs Code関連
「.vscode-remote-containers/dist」
VS Code Remote - Containersエクステンションによって使用される一時ファイルが含まれる。
「.vscode-server」
VS Code Remote - SSHエクステンションで使用されるサーバー側のファイルが保存される。
*これらVs Code関連ファイルはこのテキストエディタを使用しない場合はインストールされない。